技能実習生受け入れ国の文化とは?特殊な文化も紹介

外国人の技能実習生の数は年々多くなっています。しかし、その反面外国人技能実習生とのコミュニケーションをどのようにとれば良いのかわからない、外国人技能実習生の国の文化がわからないのでどのようなことに気を付ければ良いのかわからないという人も多いです。ここでは、日本に外国人技能実習生としてくることができる国の文化について簡単に紹介していきます。

コミュニケーションを図る上で文化の理解は重要

外国人技能実習生とコミュニケーションを図る時には相手の国の文化を知る必要があります。特に、日本にきたばかりの外国人技能実習生は自分の国の文化と日本の文化の違いに気がつかず日本では失礼にあたる行為をしてしまう可能性もあります。そのため、日本人の技能実習生受け入れ先の人が技能実習生に日本の文化を教えることも必要になります。

技能実習生の受け入れ国ごとの特徴的な文化

ここでは、技能実習生を受け入れている国の文化について紹介していきます。

ベトナム

ベトナムと聞くとフォーなどの麺類を想像する人も多いでしょう。ベトナムでは麺についても日本とは違う文化があります。ベトナムでは麺類を食べる時にすすりません。すすることで無礼であるとみなされることが多いからです。その他にもベトナムではグラビア写真など肌の露出した写真が一般に出回ることがないです。そのため、日本にきて驚くベトナム人も多いです。

フィリピン

フィリピンが日本と大きく異なるのがチップの文化があることです。日本にはチップの文化がないので日本に来てよかったというフィリピン人もいます。また、フィリピンではハンカチをプレゼントしないという文化もあります。ハンカチをプレゼントすることで不幸になってしまうという迷信があります。

カンボジア

カンボジアの特徴的な文化に相手の名前を知らないことが多いというものがあります。カンボジアでは年上の人に対してはボーン、年下にはオーンということが多いです。そのため、名前を知らなくても会話に困ることがないです。

インドネシア

インドネシアでは男性同士が手をつないで歩いていることがあります。これは二人が付き合っている場合のみではなく友達の場合でも同様です。インドネシアでは友情を示す行動として同性同士でも手をつないで外を歩くことが多くなっています。

タイ

タイでは人前で頭を触ることがよくないとされています。そのため、子供に対しても頭を撫でることがないです。また、タイ人の中には頭を触ることのみではなく自分の頭を他人に触られることが嫌という人も多いです。

ミャンマー

ミャンマーの特徴的な文化に名前があります。ミャンマーでは基本的に名字というものがありません。そのため、日本人とは名前に対する考え方が異なります。また、ミャンマーでは男女で名前につけなくてはいけない文字も決まっています。

ネパール

ネパールの特徴的な文化は食事です。ネパールでは食事の際に自分の右手を使います。ネパールではこの食べ方が正式なものになります。そのため、日本に来て間もないネパール人の中には食事の際にスプーンではなく手で食べた方が食べやすいという人も多いです。

中国

中国では日本と数字の数え方が異なります。日本では数字を数える時に指を一本ずつ出して両手で10まで示します。しかし、中国では片手で10まで示すことができる様に6以降の数字の表し方が日本と変わります。

モンゴル

モンゴルは日本と食事の面で大きく異なります。日本では羊肉を食べることが少ないです。しかし、モンゴルでは基本的には羊肉を食べます。そのため、日本に来てから羊肉がないことにびっくりすることが多いです。

文化を理解するメリット

相手の国の文化を知ることにどのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは、相手の文化をすることで得ることができるメリットを紹介していきます。

コミュニケーションを図りやすい

相手の国の文化を知ることでコミュニケーションのきっかけにもなりコミュニケーションを図りやすくなります。特に、最初は会話のきっかけにも困るので文化の話が中心になることが多いです。

技能実習生がホームシックになりにくい

技能実習生の出身国の文化を知り、文化に合わせた食事を提供することで技能実習生がホームシックになってしまうことが少ないです。また、技能実習生の出身国の文化を考慮した食事やイベントを用意することでQOLを上げることもできます。

まとめ

技能実習生の出身国の文化を知ることで技能実習生とのコミュニケーションのきっかけにもなります。また、出身国の文化を元に食事やイベントを用意することで技能実習生の定着率も大幅に向上します。そのため、技能実習生を受け入れる際には技能実習生の出身国の文化などを理解する様にしましょう。

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