インドネシア人を雇う時に気を付けることは?
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インドネシア人を技能実習生として受け入れる際には気をつけなくてはいけないことが多くあります。特に、インドネシア人は他の東南アジア各国の国とは異なりイスラム教を信仰しています。そのため、他の国から来る技能実習生とは違い宗教における壁が非常に大きくなっています。ここでは、インドネシア人を技能実習生として受け入れる際に気を付けなくてはいけないことについて紹介していきます。
インドネシア人の気質を理解する
インドネシア人の技能実習生を雇い入れる際にはインドネシア人の気質や国民性をしっかり理解しておく必要があります。インドネシア人を受け入れる時のみではなく外国人を受け入れる際には国民性を相互理解しておくことが重要。ここでは、インドネシアの気質について簡単に紹介していきます。
h3時間にルーズ
インドネシア人は時間にルーズです。そのため、日本人とは時間の感覚が大きく異なります。インドネシア人は時間に対してそこまで厳しくないので日本に来て一番最初に驚くことは日本人が時間を徹底的に守って行動していることです。また、インドネシア人は日本人の5分前行動を見て感動を覚える人もいます。時間に関する感覚が違うということを覚えておきましょう。
感情を表に出すことが難しい
インドネシア人は感情を表に出すことを恥ずかしいことであると考えています。そのため、感情を表に出して行動することや感情を表に出して喧嘩や口論をすることを苦手に思っている人も多いです。また、雇用主に対して自分の意見を素直にいうことができないというシャイな部分もあります。
イスラム教を中心に生活
インドネシアでは多くの人がイスラム教を信仰しています。そのため、礼拝の時間や食べることができるものにも制限がかかっています。日本ではイスラム教を受け入れる体制が整っていない部分もあるので苦労することも多いです。
小さいことは気にしない
インドネシア人は細かいことを気にしないです。そのため、日本人から見ると作業が雑に見えてしまうこともあります。インドネシア人を雇い入れる際にはインドネシア人と日本人の感覚の違いについてしっかり理解して教えるようにしましょう。
インドネシア人技能実習生がやめてしまう主な理由
インドネシア人を技能実習生として受け入れたにもかかわらずやめてしまうことがあります。ここでは、インドネシア人の技能実習生がやめてしまう理由について紹介していきます。
食事を食べることができない
イスラム教では食べることができるものがきまっています。イスラム教では豚は食べることができないです。イスラム教徒が食べることができる料理のことをハラル料理と言います。しかし、日本にはハラル料理を提供している会社が少ないです。日本ではハラル料理を提供しているのは大学やイスラム教徒が多い地域にある飲食店などごく一部です。そのため、インドネシア人は食べることができるものが少なく帰国してしまうことが多いです。
イスラム教を受け入れてもらうことができない
日本ではイスラム教をはじめ宗教に関する理解が進んでいないです。そのため、宗教的に食べることができないものを強制的に食べさせることや宗教上着なくてはいけない服などを着ていると好奇な目で見られることもあります。このような日本の状況に耐えることができずにインドネシアに帰国してしまう人も多いです。
業務内容が事前に聞いていたものと違う
技能実習生が行うことができる仕事は事前にきまっています。また、技能実習生はインドネシアにいる時に日本で行う仕事の内容について知ることができます。そのため、日本に来てインドネシアで聞いていた仕事内容と違う場合は技能実習の途中でやめてインドネシアに帰国してしまうことがあります。
言葉の壁を克服することができない
インドネシア人が日本での技能実習生をやめてしまう大きな要因は言葉の壁にあります。インドネシア人の技能実習生は日本に来る前にインドネシアで日本語について勉強してから日本に来ます。しかし、それだけでは十分とはいうことができず実際に日本に来ても全く日本語がわからないという人も多いです。そのため、インドネシア人を技能実習生として雇い入れる際には言葉の壁があり、インドネシア人の中には言葉の壁が原因で日本での生活自体が苦しくなってしまいインドネシアに帰国する人も多いということを受け入れる側を意識しておきましょう。
まとめ
インドネシア人を技能実習生として受け入れる際にはインドネシア人の気質などをしっかり理解してインドネシア人が快適に仕事をできる環境を整える必要があります。また、インドネシア人はイスラム教を信仰しているので日本ではイスラム教が一般的ではないことから宗教的な問題が原因で帰国してしまう人もいます。